

私たちは今、様々な商品・サービスを受けながら、豊かで、便利で、快適さに富んだ暮らしをしている。
このような生活は、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会に支えられて実現したものである。しかし、それは同時に生活排水による水質汚濁や廃棄物処理に伴うダイオキシンの発生などの身近な環境問題を引き起こし、また、地球温暖化などの地球規模の環境問題の原因ともなっており、私たち一人ひとりが生活のあり方を問い直すことが求められている。
さらに、人や商品・サービスが国境を越えて行き来するという社会の到来や個人の日常生活にまで入り込んでいる情報ネットワークの進展、人口構造における若年層の減少と高齢者の増加などと相まって、これまでの私たちを取り巻く社会の枠組みが大きく変化しようとしている。
このような変化に的確に対応しながら、私たち自身が青森県の自然や風土、文化の恵みを活かした、新たなライフスタイルを築いていくことが重要な課題になっている。
このような大きな変化の中にあって、県民一人ひとりが健康で、安全かつ快適な生活を送ることができる社会の実現をめざし、社会環境づくりを図ることが必要である。
また、私たち自身にも住みやすい社会づくりや環境保全に十分に配慮し、主体的に行動していくことが望まれている。このためには、県民を主人公とした県政の展開という基本に立って、県の各部局が実施している県民生活に関連する施策を総合的、計画的かつ効果的に推進していく必要がある。
以上の考え方に基づいて、この計画は、経済社会の変化に的確に対応し「心豊かでうるおいのある県民生活」を実現していくため、おおむね10か年の中長期計画として策定した。
新しい経済社会の中心的な考え方は、自由で公平な市場ルールの下に、個人、事業者、その他団体等が自己責任に基づいた主体的・合理的な行動をとっていくことにある。
県は、この計画に基づいて、県民の心豊かでうるおいのある県民生活の実現を図っていくため、その時々の社会経済状況等を踏まえ、計画に掲げられている施策の方向を、より一層具体化していく。また、この計画を効果的に推進するためには、県の取組みだけでなく、消費者、事業者、市町村がそれぞれ果たすべき役割を担うとともに、相互に協力、協調を図っていく必要がある。
