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【相談】ネットで見つけた仕出し店のトラブル

【事例】

 法事のため、仕出し料理を注文しようと、ネットで検索したところ、他県の割烹仕出し店のサイトを見つけた。料理の画像がとてもよかったので、その店に連絡をすると、県内の提携店が作って配達してくれるということだったので、大人7人、子ども1人分のお膳を注文し、代金4万円ほどをクレジットカードで決済した。ところが、注文した日の夕方、メールが届き、「提携店に確認したところ、配達日が大型連休中のため予約がいっぱいで対応が難しいということなので、キャンセルさせていただく。返金は口座振込みか現金書留のいずれにするか回答してほしい」とのこと。その店への注文を諦めて、「現金書留を希望する」と返信した。

 ところが、翌月になっても返金されないので、メールで問い合わせをしたが、返信がない。メールやホームページに記載されていた電話番号に電話をしたが、AIコール対応のみで先に進むことができず、直接話をすることができなかった。新規注文受付のフリーダイヤルに電話をすると、「現在使われていない」とのアナウンスが流れた。

法事の仕出しは、居住地近くの仕出し店に依頼し、これまでの経緯を伝えたところ、偶然にもネットで見つけた仕出し店の提携店であったが、我が家の注文の依頼は受けておらず、多忙だと断った事実もないと知らされた。支払ったお金を取り戻すことはできないか。 

                                (50代 女性)

 

<センターの対応>

 消費生活センターからも公表されている電話番号、FAX,メール等で連絡を試みましたが、いずれの方法を使っても店側と接触することはできませんでした。一方、相談者からクレジットカード会社に申し出をしてもらった結果、カード会社から返金されることになりました。

 

<アドバイス>

 この仕出し店では、『最初にクレジットカード決済をさせたのち、「注文を受け付けられない」と一方的にキャンセルしながら返金しないケース』と、『クレジット決済を受け付けたのち、「クレジットカード決済分は後日返金するので、支払い方法を現金払いに変更してほしい」と、料理を届けた際に現金での支払いをさせておきながら、当初のクレジット決済分を返金せず、二重に料金を支払わせるケース』があります。消費者がいくら連絡を取ろうと努力しても業者と連絡を取ることはできません。しかし、この仕出し店は依然としてホームページを公開して顧客を誘引している状態です。事例のようなトラブルが頻発しているにも関わらず、「とても良い」「また注文したい」などの高評価のコメントが多数掲載されていたり、不自然なほどほめたたえるSNSの書き込みが見られ、初めてアクセスする人は信用して注文してしまう恐れがあります。

 ネット上の情報は必ずしも信用できるとは限りません。どんなに豪華でおいしそうな画像が掲載されていても、それと同じものは届かないかもしれません。法事や祝い事など、その日でなければ意味がない大切な料理であればこそ、顔の見える地元の仕出し店を利用するのが最も安全・安心な方法ですし、環境に配慮したエシカル消費になります。

 もし、トラブルに遭ってしまったら、早めに消費者ホットライン☎(局番なし)188に相談してください。

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