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第14回 ウイルス感染の偽警告に注意

 パソコンでインターネットを利用している時に、突然けたたましい警告音が鳴り、「お使いのパソコンに問題があります。強制的にロックします。」と音声ガイダンスが流れ、大手企業のロゴが入った連絡先が画面に表示されたら、一刻も早く解決しようと電話をかけてしまうのではないでしょうか。

 

 パソコン画面に警告画面が表示された男性は、あわててフリーダイヤルに電話をしました。すると片言の日本語を話す男性が対応し、「ウイルスにさらされてパソコンが危険だ。」とセキュリティソフトの購入を勧めてきました。このままではパソコンが使えなくなってしまうと思い込み、勧められるまま5万円のセキュリティソフトを購入することにしました。代金はコンビニで電子マネーを購入し、支払うように指示され、すぐにコンビニへ行って購入し、パソコンの警告画面に電子マネーのコード番号を入力しました。ところが、番号が合っていないからと、電子マネーを買い直すよう指示されました。すぐに買い直してコード番号を入力しましたが、またエラーが出て、結局計4回、約30万円分のコード番号を入力してしまいました。

 

 独立行政法人情報処理推進機構では、偽の警告画面をウェブサイト広告として仕込むことにより表示させる手口だと注意を呼びかけています。このような警告画面が表示されても、実際のウイルス感染はありません。より信用性を高めるため、実在する企業のロゴを画面に表示することもあります。悪質な仕掛けがどこに潜んでいるのか判別することは困難ですから、警告画面が出ても冷静な対応をすることが肝要です。この警告は画面を閉じることで解消されます。画面が消せない場合はブラウザを強制終了させるか、パソコンを再起動することで解消されますので落ち着いて対処しましょう。

 

 また、コンビニで電子マネーを購入しコード番号を伝えるよう指示する手口は詐欺です。このような支払い方法を指示された場合は支払ってはいけません。
おかしいな、困ったなと思ったら、消費者ホットライン「☏188」(いやや)に早めにご相談ください。

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